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Einsatzbereiche von Radfahrstreifen in Mittellage

交差点手前で自転車レーンを直進レーンと右折(日本の左折相当)レーンの間に挟んだレイアウトへの転換後に重傷事故の割合が増えたと報告するベルリン工科大学のレポート。

地域における自転車利用者の満足度を評価する指標の提案

個別路線ではなく地域全体を単位とした自転車通行環境の利用者満足度の評価手法を提案している日本の研究。

Road Factors and Bicycle-Motor Vehicle Crashes at Unsignalized Priority Intersections

幹線道路と生活道路の無信号交差点では、脇道に出入りする車の速度を抑える構造や車道から2〜5m離した自転車道が自転車利用者にとって安全という研究。

The Dutch road to a high level of cycling safety

オランダが自転車事故を激減させた要因を概括したレビュー論文。自転車と自動車の体系的な分離、交差点の改良、自転車の分担率の高さ、自転車の速度の低さなどを指摘している。

The safety of physically separated cycle tracks compared to marked cycle lanes and mixed traffic conditions in Amsterdam

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規制速度50km/hの幹線道路では、車道から物理的に分離された自転車道がある方が、車道内を視覚的に区切った自転車レーンがある場合より、自転車事故が5〜6割少ないというアムステルダムの研究。

このブログの趣旨

自転車政策は近年、車依存による気候・都市・健康などの諸問題を解決する一手段として、車利用の抑制を主眼に世界各地で急速に進んできた。 しかし日本では政策の目的が自転車の車道通行の徹底にすり替わり、書類上の政策の進展とは裏腹に、実質的な自転車走行環境の改善も車利用の抑制も停滞している。 政策上のエビデンスも車道通行原則という信念に沿うものが取り上げられがちで、「 科学的根拠に基づく政策形成 」というより「 政策ありきの証拠作り 」の様相を呈している。 本ブログはこのバイアス是正を目指し、自転車政策に関して日本国内で見過ごされている資料を紹介する。

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